キング中田@旅途中のドバイ

テレビで中田英寿生インタビューを見る。
「弱点は?」と聞かれ、「野菜が食べられないことですかね」と答えた中田。
なんかもっと人間として弱点らしい要素をガツンとさらしたらどうか。それがまだ無理なら、もっと気の利いたこと――たとえば、せっかく滝川クリステルがインタビュアーなんだから、「美女と見ると追いかけるだけ追いかけてしまって、いつも振られちゃうところ」くらいのことは言ってほしい。そしたら好きになってあげるのに(笑)。

「中田は生意気でスカしててゴーマンで感じ悪いところがいいのよ〜。だからカッコいいの。中田は王様なの!」と力説していた友人がいる。
いやー、わたしゃ、そのものさしはようわからんとです。
殿方として、ニンゲンとして可愛げがないとかそういうこと以前に、それじゃサッカー、っちゅうか集団スポーツ、できんたい。
あ、だからやめたのか?

「どんなときにサッカーのことを忘れてるか?」みたいな問いに対しては、「サッカーしてるときもサッカーのことを忘れてることがある」そうで、ああ、そんな受け答えもまったくもって才気煥発。スマートでカッコいい。それは認めよう。
でも、うまく言えないけどなんだか正直、カチンときた。ニンゲン、そういうもんちゃうやろ。 もっとなりふり構ってられんときがあるのんちゃうか?
上の言葉は、余裕を演出するためのたんなるポーズなのかもしれない。ピッチではなりふり構わず、泥臭くがんばってたのかもしれない。だが、ともに闘うチームメイトを味方につけるにはそんなセリフは必要ないだろう。ま、引退してるんだから、どうでもいいっちゃどうでもいいんですけどね。

このインタビュー、全部見た訳ではないが、私なら中田にぶつけたいのは、「自分の短所は?」 という質問である。事務所のチェックが入るでしょうが。