2009-01-01から1年間の記事一覧

鶏飯と「ゼントルマン」のデイズ&ナイツ

相前後しますが8日火曜夜は「ジョン・レノン スーパーライヴ」(日本武道館)へ。映像出演の清志郎に驚愕、感動(演出・箭内道彦。そのあとに出てきた泉谷しげるが清志郎をドヤすこと、ドヤすこと――「バカヤロー、おめー、生きてんじゃねーかよバカヤロー!」…

東京大空襲訴訟

明日、2009年12月14日(月)午後に東京大空襲訴訟の一審判決が出ます。(午後3時開廷)判決日に先立って今日付けの東京新聞朝刊に載った特集記事を地下鉄の中で読みながら、涙が止まらなかった。

つぎは政党発足か、EXILE

ほんとによけいなお世話なのだが、EXILEは、グループのトータル・スタイリングが完璧に見える。14人が見事に、微妙に差異をつけている。だがしかし、この、きっちり力を入れて完璧に 仕立てているように見えるところ、それも近年にはめずらしく、こぞって有…

オツでごっつい、ブリリアントなバンド、デミセミクエーバー

25日(水)、DEMI SEMI QUAVER(デミセミクエーバー)単独ライブ、「ライブだよ! 全員集合!」(下北沢のクラブ251)へ。すっごくいいライブだった。すばらしかった!やっぱりいちばん好きな粋なバンドだ。肩の力が抜けていてシャレを心得た、オトナなバンド…

“理解する”よりも“信じる”ことを優先してきた男の半生記

もう2年も前に出た本ですが、『吉井和哉自伝 失われた愛を求めて』(ロッキング・オン)の感想文を某ネット書店のレビュー欄にアップしました。「自分らしい人生を追求し、ほんとうの幸せを求めようとするとき、客観的な分析やら判断やら理解は、生きるパワ…

愛はシケモクみたいに道端に落ちている!?

「愛なんて シケモクみたいにね道ばたに落ちてんのよねだからさ、そんなモノ思い詰めちゃダメ思い詰めるくらいならね他を当たりゃいいのよ 他をさワカル?今の恋よか次の恋その次の次もあるしさそれに恋なんて新しい程いゝんじゃない?」劇団未来劇場第92回…

一琴「初天神」、っおっもしろいですぞー!

一琴さんの「初天神」で死ぬほど笑った(24日、神保町・らくごカフェ)。いままで聞いたどの「初天神」よりも笑った。子どもの人物造型がキョーレツで、志ん五の与太郎を上回る衝撃だった。デフォルメの流儀がハンパじゃないのである。この子ども、生意気で…

犬とらくだの充実週間

17日(土)の柳家一琴さんにご出演いただいた渋谷Li-Po(リーポー)落語ライブ、満席御礼申し上げます。もう一席は「のっぺらぼう」でした。「不思議や落語、落語のふしぎ」第1シーズンはこれにて終了。来春、第2シーズン開催の予定です。どうぞお楽しみに! 昨…

ご予約満席御礼

今週末17日(土)の渋谷・Li-Po落語ライブ「不思議な 落語、落語のふしぎ」vol.3(出演:柳家一琴)は、ご予約で満席となりました。当日券の有無については17日当日17 時以降、Li-Poまで直接お問い合わせください。03-6661-2200

ヒョウ柄とディオニュソス

薮から棒ですが、竹林から虎ではなく、ヒョウ柄の話です。水商売のお姉さんたちや大阪のオバちゃんたちに、むかしもいまも人気のヒョウ柄。「古代ローマ帝国の遺産展」(国立西洋美術館)のポスターで、ディオニュソスがヒョウを抱えている像を見たのですが…

『狂った果実』の言葉と体

Sが貸してくれたDVD、石原裕次郎主演『狂った果実』を観る。映像も音楽も役者の表情も体も、もう、すべてが、どの細部を取ってもじつにイカしている。なかでも印象的だったのはセリフ。(脚本は石原慎太郎。音楽は武満徹、制作は水の江滝子!)あの時代の湘…

中野純さんの文章にほれぼれ

東京新聞26日付の都内散歩エッセイ欄「東京どんぶらこ」、中野純さんの文章にフォーリン・ラブ。記事を切り取り、『東京「夜」散歩』と『図解「月夜」の楽しみかた24』(どちらも講談社刊。後者は+アルファ文庫)をさっそく購入。関係ないんですけど、ある…

つるのでカラオケしたくなる

西洋人はプレゼントのラッピングをまるでがっついてるみたいにムシャムシャ破いて開ける――喜びを表わす礼儀らしい――が、まるでそんなふうにタワレコからの宅急便を開封。つるの剛士聴いてたら妙にカラオケ心が刺激されております。ところで、8月25日に天王洲…

中谷美紀の英語

中谷美紀、英語うまー! 意思や感情のちゃんと乗った、ソウルの通った英語。そして、動いてる白州正子はきわめて限られた映像でしか見たことないけど、似てるー! 伊勢谷友介の英語は……(ロンピョー、ここで突然終わる)。

酷暑の読書&2人で迷子に

8月下旬のある日の昼休み。炎天下、江東区木場の三ツ目通りに面した某社の屋外喫煙コーナーで、立ったまま、汗をだらだら垂らしながら三島由紀夫の『美徳のよろめき』を読みふけるサラリーマンを目撃。ほんとに暑そうだった。8月のことばっかり書いている。…

ホームレスの娼婦

8月の末、日比谷線社内でホームレスの娼婦と思しき女性に遭遇した。歳は35くらいか? かたちんばのハイヒールは、右が黒のワニ革。左が白のサンダル。肩口から紅いブラジャーのストラップがのぞき、ボトムは、結構な涼しさにもかかわらずストッキングやレギ…

♪じぇーぃそん、じぇええいそん

疾風怒濤のこの2ヵ月間、カーネーションが今年4月に出した「ジェイソン」がヘビロテ筆頭曲の一つだった。すいません、買ってません。マダム・ハイマウンドから頂戴しました。タイトル曲はそれこそ疾風の趣。朝、起きしな、無理やり身体と神経を叩き起こすの…

天どんさんの「茄子娘」

腕時計を外した休日。7月あたま以来、ひさびさに20分ほど、頭空っぽにしてMBTでぷらぷら散歩。1時間ほど昼寝。先日のLi-Po落語ライブvol.2のあとの、出門みずよから三遊亭天どんさんへのメールを一部転載します。:> 天どんさま>「茄子娘」、大丈夫どころか、…

推察

15日土曜の「J-Waveライブ2000+9」の吉井和哉でまだ引っぱる気です。Shine and Eternityでサビ部分の唱和をきっちり客席に求めたのは、ファンの数がどれくらいなのか、自分がどれくらいアウェーな状況にいるか、冷徹なまでに把握しようとしていたのではない…

吉井和哉の何がカッコいいって

昨日の日記にどうしても書き添えたい。昨日の「J−Wave2000+9」の吉井和哉の何がカッコよかったって、ふわっと無理なく自然に浮かべた笑顔だ。ファンを喜ばすために振りまく笑顔なんかじゃなくて、自分の歌とバンドの演奏、それに対する客席のリアクションに…

いーのいーの、あなたはこれから

「J-Waveライブ2000+9」(国立代々木競技場第一体育館)へ。吉井和哉がカッコよさのベストを更新していて目を見張らされた。このひとがこんなにカッコよかったことがあっただろうか。線が太くなった。声もたくましい。凄みすら感じさせるのだが、軽みと愛嬌…

「逆らえない空気」

NHKスペシャル『日本海軍 400時間の証言』第3話。面白い。面白すぎる。バタバタしてて第2話は録画し忘れ。 「幹部には責任が及ばないようにしましょう」という身も蓋もない指示が堂々と明記された東京裁判対策の文書が出てきて、食事中の箸が宙で止まる。「…

御用とお急ぎでなければぜひどうぞ

あさって12日水曜夜、場所は高円寺です。工場長も遊びに行きますので、御用とお急ぎでなければぜひどうぞ。もしよかったら現地でお会いしましょう。http://sound.jp/tablin/masara.html先週7日金曜は清水宏の第2回日比谷野音ライブへ。彼はお天気を味方につ…

言ったもん勝ち(?)な備忘メモ その2

ほかの組織で通用しそうもない人材ほど、「うちのカイシャは、だからダメなんだ」と目下の勤め先をケチョンケチョンに言ったりする。

言ったもん勝ちの備忘メモと、Li-Po落語ライブ

イエスマンを周囲に集めたがるひとは、往々にしてそのひと自身こそ卑屈なイエスマンである。結果オーライの組織は、何事もスムースに経緯しているように見せかけることに長けた、パフォーマンスばかり上手い人材を育んでしまうことがある。ところでところで―…

『任侠ヘルパー』

面白い! 登場人物の立場や考え方に抜き差しならない対立があり、それがドラマの構図になっている。そんなの古風? いやいや、古風だろうが何だろうが引き込まれた。どの立場や考え方にも説得力があるからだ。それにしても、黒木メイサや山田優が介護士を演…

読み手を描写につき合わす(よい意味での)横暴

ひょんなことから23、4年ぶりに再会した友人と晩ご飯を食べ、昔話オンリーで終始せずに、「杉浦日向子の『百日紅』はいいよねー」などとしょっちゅう会う友人との会話のような話題運びになって、友だちとはそういう相手であることをしみじみ感じさせられたり…

ついに黒田が

書きたいこと、書くと約束していることがしこたまありますが、とりあえずすべて先送りに。7日(火)の「どーもキニナル」で黒田がついに「ウンコ」を口に(笑)。(詳細は略。)黒田のしゃべりはもっともっと炸裂できるのに、役不足も甚だしい。なんか、もった…

いろいろ変えました

本ブログ日記のタイトルを変え、プロフィールを更新しました。ご覧あさーせ。“工場長”とは、イタクラヨシコさん、板倉克子さん、出門みずよさんら――「ら」て、まだほかにもだれかいるん?!――のお勤め先の“工場”の、親方です。

みぞおちが震えるほどの怒り

夕べ、自炊する気力体力尽きて、野菜メニューの豊富なスローフード系イタリア料理の店で外食。食べながら東京新聞の「こちら特報部」欄を読む。路上生活者を、「宿舎があるから野宿しないですむ」などとだまして勧誘し、ただ働きまたはそれ同然の派遣労働を…