吉井和哉の何がカッコいいって

昨日の日記にどうしても書き添えたい。

昨日の「J−Wave2000+9」の吉井和哉の何がカッコよかったって、ふわっと無理なく自然に浮かべた笑顔だ。
ファンを喜ばすために振りまく笑顔なんかじゃなくて、自分の歌とバンドの演奏、それに対する客席のリアクションに心からの満足を表わす、どっちかっていうと地味な笑顔とでも言おうか。
ルックスのカッコよさは遺伝子を介して手に入れたもので、このひと本人の手柄ではないが、ああいう笑顔で幸福感を表現する流儀は、このひとがこれまでの半生を通じて獲得したものであり、そこんところがすごーくカッコいいと思った。
ああいうタイミングでああいう笑顔――つまり、アメリカはロサンゼルス近郊の本家本元のディズニーランドでアメリカの大人が明るくはしゃいでるような屈託のない笑顔じゃなくて、自分の人生に本当に満足したひとが死ぬ直前にさりげなく覗かせるような(ってか、こういう喩えもナンだけど)、そういう笑顔を見せた吉井和哉は、ほんとうにカッコいい!

ところで、Sが貸してくれたDVD、石原裕次郎主演『狂った果実』は夏休み中に見ること、ついに叶わず。
S、すまんのぅ!

なお、どーでもいいインフォで恐縮ですが、突然ながら本ブログのタイトルを変えました。「みだれさみだれ日録」って、なんか煙に巻いてる感じが嫌に。もったいつけてるっちゅうか。