2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

オレ、ぼく、私

萩原健一の自伝『ショーケン』(講談社)を読了。ハチャメチャぶりとまっとうさの奇怪なブレンド加減がこよなく魅力的。それを巧みに表現しているのが、「オレ」「ぼく」「私」という三種類の一人称を柔軟に混在させたこと。編集者とライターさんのあいだで…

ワン・アンド・オンリー

「ほんとうに欲しいものを手に入れると、そのもの自体が手許にある満足感も大きいですが、ほかの似たようなものに目がいくこともなくなるのがいいですよね。少しでも気に入らないものを買ってしまうと、いつまでもいつまでもほかの似たようなものに目移りし…

こうして私の上を年月が通り過ぎてゆく

壁の上のカレンダー2枚。片方を1枚、破り取って6月にしたのはいいが、もう片方は依然4月のままだったため、不便で不便で仕方なく、やはり素直に、いまからでも5月のカレンダーを使うべぃ、と思ってもう1枚破り取ったら、電話でしゃべりながら、目を遣らず…

「断」

産経新聞のコラム「断」への最新寄稿は先週15日(木)でした。世の中、ラーメンに関心ある人って多いんですねぇ。なんだかんだで驚かされました。今後は同コラムのURLはいちいち本欄に記しませんが、もし万一ご関心がおありでしたら、ウェブ「MSN産経ニュー…

自分にハマらないカッコよさ

今週2度目の落語とライブのはしご――いつもこんなことやってるわけじゃないです、ゴールデンウィークは労働してたため、そのささやかな埋め合わせなのです。東京を横断し、またも今輔を聞きに浅草演芸ホールへ。うう。まくらもネタも2日前と98パーセント同じ…

表通りのない街には裏通りもない

12日(火)はひさびさに落語とライブをはしご。浅草演芸ホール昼席の新真打ち披露興行(お目当ては古今亭今輔)と、西荻窪・音や金時にて、彼岸の此岸(bass吉野弘志、tabla吉見征樹、violin太田恵資、guitar鬼怒無月)を。浅草の裏通りを少し歩いてほっとした…

「ケツっぺた」

ひさびさに、鍼灸マッサージではなく整体医にかかる機会があった。よく見るとわりとハンサムで、ムダなこと、余計なことを一切口にしない、とても丁寧でもの静かなセンセイなのだが、唯一、お尻というか大臀筋のあたりを指すのに、「ケツっぺた」というすこ…

よけいなお世話

ムーディー勝山は、白いスーツを着てタイへ渡ると、行く先々で大モテなのではないか?チュートリアルのよっきゅんさんは、大柄のチェックのシャツを着て南インドへ行くと大モテなのではないか? って、ニホンでじゅうぶんモテてますな、失礼しました……。

厚く御礼申し上げます

ジュンク堂書店池袋本店新刊ランキング「芸術・音楽/クラシック部門」で、『続・もし大作曲家と友だちになれたら』(スティーブン・イッサーリス著、音楽之友社)が初登場第1位となりました。さっそくお買い上げくだすったみなさま、どうもありがとう存じ…

しびれっぱなし

少し前にマダム・ハイマウンドから頂戴した、カーネーションの直枝政広とムーンライダーズの鈴木博文のデュオ・ユニット、政風会によるファースト・アルバム『政風会』を、ようやく聴き込む、聴き込む、聴き込む。結成22年目にして初めてのアルバムだそう!…

言ったもん勝ち風に言い切ってみる

自分を好いてくれる相手を無視できないひとは、劣等感が強い。だがしかし、好いてくれる相手を無視できるひとが必ずしも自信に満ちているとはかぎらない。なおいっそう劣等感が強い場合もある。

異業種クリソツ(その7)

東京ヴェルディに移籍した福西崇史と、映画『スターウォーズ』のC3PO。

ビーバー・フィーバー

ゲッツ板谷の『ワルボロ』、佳境。家では単行本を、外出中は文庫版を読んでいたら、登場人物の名前がちがうことを発見! 単行本の「ビーバー」は、文庫版では「フィーバー」となっている。なんでや?ちなみにビーバーの排泄物の混じった川の水を飲むと高熱を…

気になる新書

今日、電車の中で、講談社現代新書『悪女入門 「ファム・ファタル」恋愛論』(鹿島茂著)を、まるでエロ本を読むように、隠すようにして頁を繰っているサラリーマンを目撃。そ、そんな本なのか、これって?! 気になって、読みたくなって困るぢゃないか!