言ったもん勝ちの備忘メモと、Li-Po落語ライブ

イエスマンを周囲に集めたがるひとは、往々にしてそのひと自身こそ卑屈なイエスマンである。

結果オーライの組織は、何事もスムースに経緯しているように見せかけることに長けた、パフォーマンスばかり上手い人材を育んでしまうことがある。

ところでところで――、

楽しいテーマを掲げた音楽ライブを毎週のように繰り出しているすがすがしい渋谷のバー、Li-Po(リーポー、李白の英語読み)で落語ライブが行なわれます。
広い意味で“現実離れした”演目にスポットを当て、演劇や映画では扱いきれないような自由な題材、自由な構成で成り立つ、落語ならではのフィクションの楽しみを追求します。出門みずよさんが企画をお手伝いしています。

というか出門さんが、20年来の友人でLi-Po店主の伊藤美恵子さんに「茄子娘」(by扇橋)の話をしたところ大ウケで、「ヘンな落語ばかりやろう」ということになってしまったのでした。
初回の今月は、90年代前半、週刊SPA!誌上で、「ポスト・ダウンタウンの才能」として当時、若手落語家としてただひとり名前を連ねた立川志雲さんが上方怪談噺ほかで暑気払いを。9月12日(土)には三遊亭天どんさんがいよいよその「茄子娘」を引っさげて登場。10月17日(土)は柳家一琴さんをたっぷりエンジョイしていただきます。

「不思議な落語、落語のふしぎ」vol.1
8月22日(土)18:30開演(20:30終演予定)、
出演: 立川志雲「仔猫」ほか一席
料金: 予約1500円、当日2000円(オーダー別途)
お問い合わせ: 03-6661-2200 Li-Po 18:00〜1:00 日曜定休