暑いと眠くなるのは、きっと脳を守るため

息してるだけで心身とろけそうな夏の盛りといえば、清水宏さんのライブ(12日、なかのZEROホール)。あそこまで大バカ野郎ではた迷惑――もちろん好い意味で――にもかかわらず、そんな自分をあそこまでクリアに認識できてしまう才能に恵まれていて、いいのだろうか。なんでそういう相容れないはずの資質が、このひとの場合は両方、備わっているのか。敬服。だとすると、ひととして、生活者として、よほど抜け落ちているところがあるにちがいない?! 終演後、夜気はどろどろでも、すがすがしい気分で帰途につく。

翌13日は、エスノ・ジャズ(という分類になるんでしょうかね)の<彼岸の此岸>(吉野弘志、吉見征樹、太田恵資、鬼怒無月)を聴きに西荻窪へ。堪能。この晩のファーストステージはこれまでで(2回くらい聞き逃してますが)最高だったかも! 
そういや、ずいぶん前に写真家のAさんと一緒に彼らのライブを聴きに行き、「カッコよくてセクシーな殿方」の定義が話題に。「怒ってもちっともこわくない殿方は、セクシーではない」とわたくしは思うております。エネルギーと欲望を備えていないひとには凄みもないのだろう。

ところで――、
子どものころ、ハワイアンは向ヶ丘遊園よみうりランドのプール専用のBGMだと思っていました。それにしては、どちらへ行ってもいつも曲がバラエティに富んでいるので、行く度ごとに感心していました……。