「はすっぱ」の語源

hisbeloved2007-08-01


三〇日(日)夕方、前の晩の嵐で濡れそぼつ「箱根野草園」へ閉園前に駆け込む。
いいっスよー、箱根野草園!
「箱根観光スポット大賞・よしべえ賞」を勝手に進呈する次第。
「いい感じですね〜」と管理人さんにいうと、謙遜のかわりに、
「そうなんですよー」という率直な言葉と
含羞あふれる笑顔が返ってきたのが印象的。
いうまでもなく野草の類が最重点項目ですが、ユリやアジサイも多数あり、目下満開。

三一日(月)も夜半から未明にかけて、また嵐。
午後は小田原城のお堀の大賀ハスを見る。
お堀に隣接した郷土文化館を訪ねたら、
ふだんは午前中しか開いていないベランダへ入れていただくことができた。
ふっくりしたピンクのハスの花と、雨水の玉をコロコロとはじくハスの葉を
ベランダから眺める。ベランダに通じる展示室の資料も念入りに読む。

ハスの葉はあっちへゆらゆら、こっちへゆらゆらして、
水の玉をひとところに保つことができない。
それゆえ軽薄で浮気な女を、「蓮葉(はすは、はすっぱ)」というのだそうだ。
無数の水滴がお堀に落下するのを目撃した直後にその説明文を読んだため、
なんだか少々感じ入る(?)。
次々とお堀に落ちた水滴は、蓮葉女にはじかれた殿方どもだったのである。
嵐の被害って、いろいろあるのね〜。

写真はベゴニアの花びら(箱根湯本・箱根ベゴニア園で)。
おおっ、よく見たら毛が生えているじゃありませんか!
毛が生えたら、もうオ・ト・ナ(ここでおでこをツン)?!
ちなみに箱根ベゴニア園は、カフェのブルーベリーヨーグルト(四百円)が激しく旨い。
「げーっ、旨い旨い!」と騒ぎ、おばさまたちに白眼視される。
二万回くらい生まれ変わって、ベゴニア園をしゃなりしゃなりと歩く
お上品なおばさまになってみたい気もないでもない。