ET-キングに結局、相当、心奪われる

仕事しながら横目で『HEY! HEY! HEY!』を見るが、宇多田センセイと、お初のET-キングだけは、横目をやめて正対して拝見。

ET-キングについては、就寝前に公式サイトでメンバー・プロフを入念にチェック。
魚座が2名、あとは蠍座、射手座、乙女座、牡牛座、山羊座。ふむふむ。
「好きな科目」に、歴史あるいは日本史と答えたメンバーが3人。ヘぇー、意外。意外で好ましい――ってか、二十シッパチ(=二十七、八)とか三十デコボコの、あれほどあっぱれな面構えをした連中がですよ、プロフの項目に、「好きな科目」て……(笑)。(そういや、「解剖学」って答えもあったな。)

なんで心奪われたかというと、メンバーがそれぞれ、かなりしゃべりが面白そうというのもあるけれど、浜田が手を上げた瞬間に、頭を軽く差し出して自らパツンとやられた子がいて、そのこなれたタイミングがじつに粋で、感心してしまったのだ。
この子たちは、お互いにアホなこと言ってパツンとやったりやられたり、という楽しい時間をさぞやふんだんに経験してきているのだろう。

ひとと接するのは苦手だけど、とにかく音楽が好きで――みたいな純な若造は、めんどくさいというか、手がかかる。プライド高くて傷つきやすかったりするし。下手すると、うっとうしいだけである。そういう不器用さははよう克服して楽しいオトナにおなんなさい、と言いたい。
その点、ET-キングの面々からは、人と人との濃密な営みに体を突っ込んで生きてきた経験値が感じられて、たくましくて好ましい。歌も、歌い方も歌詞にも真情があふれていて好ましい。