天どんさんにしかできない「八五郎出世」だった

「栄助・天どんの会」(下北沢「劇」小劇場)の後半に滑り込む。後半しか見てなくてナンですが、今回は天どんさんの「妾馬」に軍配。いじり加減が好ましく、古典正規バージョンを知っていても知らなくても楽しめるところがすごいと思った。とても楽しんで演じていた! ともするとテレるあまり自分にツッコむ度合いがはなはだしくなってしまう天どんさんだが、テレずにほろりをさせる場面はそれはそれできっちりしていて説得力があり、すばらしい高座だったと思う。オチもよかった。

ところで、またまたどーでもいいインフォで恐縮ですが、死ぬまでの1週間を無人島で過ごすのに、1枚だけCDを持ってってよいと言われたら何を選ぶか決めました。ピンク・フロイドの「ピンク・フロイドの道(Relics)」である。それがどーしたと言われようが何だろうが、あたしゃ決めちゃいましたからねー、へへーん、だ。