満開の菜の花が北風になぎ倒される日

アピールがましくて恐縮ですが、ってアピールしたい気持ちもないではないのですが、『もし大作曲家と友だちになれたら』(スティーブン・イッサーリス著、音楽之友社)、増刷(第7刷)が決まりました。う、うれしい……深謝します。

聞かれてないのに申し上げますと、近年注目しているファッションブランドは、ever(エヴァー)とJHONBULL(ジョンブル)、それにNAPAPIJRI(ナパピリ)。このうちever はスポーツウェアのデザイナーが独立したブランド。スキーウェアを手がけるNAPAPIJRIも、男女ともに、大柄でかなり筋肉の乗った、厚みのある体じゃないと似合わない。こんなに恵まれた体型――つまり健康で――、しかも服のテイストに合った不良っぽさを兼ね備えている人はそうそうはいないのではないか。もちろん、似合わなくたって欲しくなるのがお洋服ではありますが、いまの若い子は、そんな夢なんか見ないというか、そのあたりの見極めがシビアなような気がする。ショーバイ的に、このあたりのブランドはこれからどう生き残っていくだろうか。