ゴージャスのりつっこみ(略してGNT)

本日は、本ブログの別名「うかうか天国・地滑り日誌」を地でいく体たらく。
ブラジル・ギターのデュオ、Agitato(アジタート)を聴きに大船まで行くも、
ハニー・ビーというライブハウスに到着するや、
アジタートによる第1ステージ最後の曲が演奏されている途中でして、
第2ステージはフルートとカダキーニョの奏者が加わり、
呆気なくショーロ・タイムに移行したのでした。

アジタートは、プラハあたりの木彫り人形のような中西文彦さんと、
五月人形のような尾花毅さん(7弦ギター!)のデュオ。
妙な喩えをしてしまいましたが、両名とも
なかなか魅力的な殿方であることを言い添えておきます。
このデュオ、ロックギターっぽいアタックの強い弾き方が共通している一方、
歌心のありようがひどく対照的で興味深いのです。
MCもとても楽しい。とくに中西さんの「ひとりボケツッコミ」は
かなり高度だと認識しています。
腕利きミュージシャンがみんなしゃべりが面白いわけではありませんが、
しゃべりの面白いミュージシャンはたいてい腕利きですなぁ。

ところで――、
先日の「骨抜きシール」の件で、歌人のもりまりこさんからメールを頂戴しました。

> 骨抜きシールをいっぱいあつめてとりあえず10人のどこぞの殿方の
> でこちんに貼った人は、すっごいごほうびあるとかだったらいいのにね。
> ってだれがなにに対していいのやらわからんわい。
> って中途半端なのりつっこみ風を粧ってみました。

「いっぱいあつめてとりあえず10人」、わはは。ッテッキトーやね。
「すっごいごほうび」て、そんなんでどんなご褒美もらおうとしてますねん(笑)!

だいたい、ノリもツッコミもそれぞれ独立して笑えるため、
「のりつっこみ」とまとめてしまうなんてもったいない(笑)。
だし、ノリが、ただ便乗するに留まらず、
それ以上さらにボケる方向へと発展生成してはる。
ツッコミも、ただツッコむのではなく、あらたにボケているし!

しっかしこういう分析を面白がって読んでくれてはるひとて、
ほんまにどれくらいいてるんでしょうか。
関西の血ィが四分の一混ざってるとはいえ、フェイクじみた大阪弁
ノリツッコミをえっらそうに分析、解説してるわたくしは
ほんまにナニモンなんでしょうか。
して、その目的は何なんでしょうか。だっはっは。