忙中に閑、まるで見当たらず

えー、もろもろお尻に火がついております。それも両の尻っぺたに別の火がつき、片側は肩胛骨のあたりまで早くも燃え広がらんばかりの勢い。

で、ところがこういうときにかぎって、一昨年の秋から去年の春まで半年間、日本テレビで朝、オンエアしていた「なるトモ!」(大阪・読売テレビ制作の生活情報番組っぽい体裁のトーク・バラエティ)の関東エリア再放映を求める署名運動をやろうかしら、などというトンデモはっぷん(←死語)な思いつきが次第に輪郭の濃さを増してゆくのでした。

あ、そや。上の文頭の「で、」ですが、英語のしゃべり出しのWell の訳は、「で、」くらいがしっくりすることが多いような気がします。「えー」じゃ落語家みたいだし、「えーと」がなじまないことも多い――たとえば中年以上の殿方はあんまり「えーと」なんて言わないでしょうし。ちなみに私めは拙訳書『レジナルド・ペリンの転落』で、とある尊大な年配男性のしゃべり出しのWell を、「でだな、」とやってみたことがあります。これ、ちょと自慢したい。たまにはなんぞ自慢さしてくれや、たのんますわ。

――こんなふうに、とりあえず書いていくうちにあらたに書くことを思いつくように、とりあえず生きているうちに、「あ、そや」と何か思いついて生きつづけていって、自然に死ねたらぬぁ〜。