火のついたお尻隠して町へ出る

20日(土)は東京かわら版400号記念落語会へ(よみうりホール)。
念願の三遊亭きつつきさんが聞けて嬉しい。その嬉しさの中身はといえば、ぜひまた聞きたくなった噺家さんが増えて嬉しいという意味です。常日頃、ほとんど増えないので。
好きなのに通算20回も聞いてない――チケットが手に入らん……――柳家小三冶師匠が聞けたのも嬉しかった(「出来心」)。小三冶師匠のトボけ方は、あそこまでいくとマルセル・デュシャン並みにひとを食っていると思われる。
会場ロビーで開かれていた武藤奈緒美さんのプチ写真展を見たかったのも、有り難くもご招待いただいたこの会にぜひとも駆けつけた理由。武藤さんの写真はどれも、あの噺家がこんな表情を見せるのか!?と驚かされ、いつまでも見ていたくなるような、情報量が多くてナイスなものばかり。従来多かった、高座で熱演している芸人さんの写真がいかにつまらないか、いたく実感。
客席で隣り合ったイラストレーターの村松正孝さんがちょいといい男なので緊張しましたデス、はい。村松さんって、なんだか人体密度が高そう――っちゅうか影とか濃そうだ。