火のついた尻の燃え殻 かき集め

17日(土)。あと2日で休業、リニューアルされる下北沢のダイニング・バー「膳」へ、神田茜さんと。旨い店やったのに。店長の小松さんの、絶妙な距離感と、筋肉繊維に神経細胞があまねく行き届いているがごとき接客スタンスとフロア・ワークが居心地のいい稀有な店やったのに。

18日(日)。複数の目的と動機、プラス、二重か三重のご縁もあって、日本セヴラック協会の例会へはじめて伺う。セヴラック音楽祭の映像や写真を見るうち、途中から目的や動機がどうでもよくなる。二部の演奏会は、舘野泉さんをはじめ、みなさんすばらしかったが、わたしには《日向で水浴びをする女たち》を弾いた宮本ミサさんがとりわけ印象的だった。並々ならぬ集中力を感じさせる、楽しげでしかも妖しい演奏に何度も身を乗り出した。
え、セヴラックてだれやねん? ――そうでしょうそうでしょう。(←不親切。)