禿げたらソファに姉がいて

19日(水)は木下尊惇さんのCD発売記念ライブへ(代官山・晴れたら空に豆まいて)。
フォルクローレというジャンルの音楽が、シンプルなようでどっこい奥が深く、楽しげなようでいてそのほかの感情も豊かに漂わす、まるでひと筋縄ではいかないものであることに気づかせられたのは、このギタリストの演奏を知ったのがきっかけでした。
木下さん曰く、「ライブは、演奏家のわがままに聴き手をつき合わすこと」(←言い回しはちょっとちがうかも)。
それを聞いてなるほどと思ったことがあった。落語でも音楽でも、わたしはかなりパフォーマーのキャラ本位で鑑賞してしまう――つまり演者や演奏家の感じが好くないと表現が一切耳に入ってこないのは、わがままを恕せるタイプがかなりかぎられている、要するに度量がせまいということなのだろう。
ま、それでも足を運びたいライブの数はじゅうぶんなんですが……。

長らく積ンドク状態だった「bridge」2007年2月号と12月号の、吉井和哉KREVA、吉井と草野マサムネの対談をようやく読む。
おっもしろいねー、こりゃあ〜! 
吉井と草野両名について、「ふたりともすごい女好きなはず」という渋谷陽一の言葉に妙に納得。でも、好きなタイプはぜーんぜんちがいそうだ。好きな女の色気のありようとか。吉井の、「オレなんかOLに逃げられる」発言が笑えた。はいはい、普通のOLにもモテたいのね和ちゃんは。しょうがないねぇ(笑)。
KREVAは「学校の先生」体質だという吉井の洞察にも大笑い。吉井さんというひとは、ひとや世間をよく見ていて、その本質に直線的に迫る。かえすがえすも経験豊富なすてきなおじちゃんだわ〜――などとおばちゃんに言われたかないだろうが。