語る娘、たまに黙る父親

通い倒している東横線Q駅至近のオーガニック・メシ屋でしばしば出くわす60代と30代の親娘連れ。いつもゼニの話をしている。例外がない。まずそれがすごい。(ひょっとするとふたりとも弁護士かも。)
そして娘が機関銃のようにノンストップでよくしゃべる。勝間和代さんのように循環呼吸をしているのかもしれない?! すばらしい滑舌で、早口で滔々としゃべるその娘の発語スピードを、昨日ついに、腕時計の秒針を見ながらカウントするに至った。
そしたらですねー、1秒に5字――つまり400字詰め原稿用紙1枚を1分20秒でしゃべり切る計算!
そんなわけでこのふたりの会話は、9割がた娘がしゃべっている。たまにどちらの声も聞こえなくなる瞬間(3秒くらい)があるのだが、それは父親が言葉を探して黙っているときである。