2008-01-01から1年間の記事一覧

インドな夜

駅前のインド料理店で夜ごはん。お客は、わたしのほかは、全員インド人。親子三代、子供も含め、総勢13名の食事会の最中だ。日本で、いっぺんにこんなにたくさんのインド人を見たのは初めて。何やら、インドのどこかの地方の民謡と民族舞踊のDVDをみんなで鑑…

老眼

老眼が来ました。iPodをホルダーに入れ、二の腕の内側につけて、電車の吊り革につかまりながらReefのベストアルバム「Together」を聴いていたところ、きょ、曲名が読めませんでした。うへー。きっついわ、老眼。Reefをご存知の方、何もして差し上げられませ…

やるなー。

(写真は、わが町のコミュニティ・ホールの掲示板より)わたしがいま小学生だったら、この、「温室育ち」と書くような男子を好きになっていたに違いない。そして、おたがいにがんばって夜更かしして、「着信御礼! ケータイ大喜利」への投稿を競い合ったりす…

もし水木しげるがサッカー漫画を描いたら……

オマーン戦。いまさっき遠藤がPKを決めたところ。もし水木しげるがサッカー漫画を描いたら、遠藤保仁そっくりの選手が登場しそうである。わかる人しかわからん話で恐れ入ります……。

春はあけぼの。自転車は……

「春はあけぼの」。それでいくと、「自転車は長い下り坂」である。長い坂を下るとき、体の重さから完全に解放される。それがよくてこれまで自転車に乗りつづけているようなものである。 人生から転落するときも、意外とこんなふうにすっごく気持ちよくて楽な…

オレ、ぼく、私

萩原健一の自伝『ショーケン』(講談社)を読了。ハチャメチャぶりとまっとうさの奇怪なブレンド加減がこよなく魅力的。それを巧みに表現しているのが、「オレ」「ぼく」「私」という三種類の一人称を柔軟に混在させたこと。編集者とライターさんのあいだで…

ワン・アンド・オンリー

「ほんとうに欲しいものを手に入れると、そのもの自体が手許にある満足感も大きいですが、ほかの似たようなものに目がいくこともなくなるのがいいですよね。少しでも気に入らないものを買ってしまうと、いつまでもいつまでもほかの似たようなものに目移りし…

こうして私の上を年月が通り過ぎてゆく

壁の上のカレンダー2枚。片方を1枚、破り取って6月にしたのはいいが、もう片方は依然4月のままだったため、不便で不便で仕方なく、やはり素直に、いまからでも5月のカレンダーを使うべぃ、と思ってもう1枚破り取ったら、電話でしゃべりながら、目を遣らず…

「断」

産経新聞のコラム「断」への最新寄稿は先週15日(木)でした。世の中、ラーメンに関心ある人って多いんですねぇ。なんだかんだで驚かされました。今後は同コラムのURLはいちいち本欄に記しませんが、もし万一ご関心がおありでしたら、ウェブ「MSN産経ニュー…

自分にハマらないカッコよさ

今週2度目の落語とライブのはしご――いつもこんなことやってるわけじゃないです、ゴールデンウィークは労働してたため、そのささやかな埋め合わせなのです。東京を横断し、またも今輔を聞きに浅草演芸ホールへ。うう。まくらもネタも2日前と98パーセント同じ…

表通りのない街には裏通りもない

12日(火)はひさびさに落語とライブをはしご。浅草演芸ホール昼席の新真打ち披露興行(お目当ては古今亭今輔)と、西荻窪・音や金時にて、彼岸の此岸(bass吉野弘志、tabla吉見征樹、violin太田恵資、guitar鬼怒無月)を。浅草の裏通りを少し歩いてほっとした…

「ケツっぺた」

ひさびさに、鍼灸マッサージではなく整体医にかかる機会があった。よく見るとわりとハンサムで、ムダなこと、余計なことを一切口にしない、とても丁寧でもの静かなセンセイなのだが、唯一、お尻というか大臀筋のあたりを指すのに、「ケツっぺた」というすこ…

よけいなお世話

ムーディー勝山は、白いスーツを着てタイへ渡ると、行く先々で大モテなのではないか?チュートリアルのよっきゅんさんは、大柄のチェックのシャツを着て南インドへ行くと大モテなのではないか? って、ニホンでじゅうぶんモテてますな、失礼しました……。

厚く御礼申し上げます

ジュンク堂書店池袋本店新刊ランキング「芸術・音楽/クラシック部門」で、『続・もし大作曲家と友だちになれたら』(スティーブン・イッサーリス著、音楽之友社)が初登場第1位となりました。さっそくお買い上げくだすったみなさま、どうもありがとう存じ…

しびれっぱなし

少し前にマダム・ハイマウンドから頂戴した、カーネーションの直枝政広とムーンライダーズの鈴木博文のデュオ・ユニット、政風会によるファースト・アルバム『政風会』を、ようやく聴き込む、聴き込む、聴き込む。結成22年目にして初めてのアルバムだそう!…

言ったもん勝ち風に言い切ってみる

自分を好いてくれる相手を無視できないひとは、劣等感が強い。だがしかし、好いてくれる相手を無視できるひとが必ずしも自信に満ちているとはかぎらない。なおいっそう劣等感が強い場合もある。

異業種クリソツ(その7)

東京ヴェルディに移籍した福西崇史と、映画『スターウォーズ』のC3PO。

ビーバー・フィーバー

ゲッツ板谷の『ワルボロ』、佳境。家では単行本を、外出中は文庫版を読んでいたら、登場人物の名前がちがうことを発見! 単行本の「ビーバー」は、文庫版では「フィーバー」となっている。なんでや?ちなみにビーバーの排泄物の混じった川の水を飲むと高熱を…

気になる新書

今日、電車の中で、講談社現代新書『悪女入門 「ファム・ファタル」恋愛論』(鹿島茂著)を、まるでエロ本を読むように、隠すようにして頁を繰っているサラリーマンを目撃。そ、そんな本なのか、これって?! 気になって、読みたくなって困るぢゃないか!

生まれ変わったら

どーでもいいインフォであるうえ、薮から棒でナンですが、生まれ変わったら江波杏子になりたい。それが叶うのなら、すべてを失ってもいいくらいである!!

徒なピンクの麻のスーツ

ネットのニュースで、「キム兄、半年家に帰らず」の見出しを見たとたん、「そりゃ離婚だべー」と思わずまた声を発してしまいました。「家庭画報」4月号で見かけたボッテガ・ヴェネタのピンク色の麻(たぶん)の三つ揃いのスーツが忘れられない。男性モデルが…

不良中学生小説『ワルボロ』に共感至極

まだ読中ですが、ゲッツ板谷『ワルボロ』の魅力をお伝えします。(1)レトリックとしてのうすっぺらい、ええかっこしぃな比喩ではなく、よりヴィヴィッドに読み手に伝えたいというパッションに裏打ちされた比喩。(2)勘違いせずに正気を保って生きるには、まず…

産経コラム【断】、最新寄稿

産経新聞コラム【断】への最新寄稿は本日朝刊に掲載されました。http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080422/acd0804220306000-n1.htm# # # 芋づる読書に急遽、ゲッツ板谷の『ワルボロ』(幻冬舎文庫)と浅暮三文さんの『広告放浪記』(ポプラ社)…

手紙の効用

電子メールであれ書簡であれ、わたしにとってある種の手紙は、こっぱずかしいのを承知であえていうなら、コミュニケーションの手段を超えた、祈りに似た心の支えである。たとえ用を足すために書かれたものでも、うれしい手紙、感じのいい手紙、好ましい言葉…

昨日の因果な偶然

昨日は劇団未来劇場の芝居、『女房の骨付き肋肉ローズマリー風味』(作・演出/里吉しげみ)を見に銀座・博品館劇場へ。ひさびさに亜土さんの元祖カミ芸(?)も聞く。終演後、四川料理Kで軽めの夜食を済ませ、新橋駅の銀座線ホームで列に並んだところ、なん…

4月前半の読書の芋づる

『アッコちゃんの時代』(林真理子、新潮文庫)から、『キャンティ物語』(野地秩嘉、幻冬社文庫)へ。そして、つるはさらに、『ショーケン』(萩原健一、講談社)へと伸びそうな予感。 町山広美による『アッコちゃんの時代』の書評をウェブで見つけて読み、…

「そこは、ほら、オンナ同士」

オンナ同士なら理解し合えると思っている女子同士は必ずモメる。オンナ同士なら理解し合えると思い込む油断から、言葉の扱いが粗雑になるからだろう。「そこは、ほら、オンナ同士」。わたしはこのセリフを聞かされると、うぐぅっ!と絶句してしまう。そばを…

たしかに娘は必死の若作りですがね

ひさびさに実家へ帰って親に顔を見せる。父と話していて、「あたしも四捨五入すりゃ五十だし」と言ったら、「っええーっ、おまえ、四捨五入したら五十か?! ずっと三十八くらいかと思ってた」と父親。三十八なわけないやん八つ違いの妹が三十八やのに。しかも…

『続・もし大作曲家と友だちになれたら…』

ロストロポーヴィチ亡きあと、群雄割拠状態の世界のチェロ界を担うチェリストのひとり、スティーブン・イッサーリスによる音楽家の評伝エッセイ『続・もし大作曲家と友だちになれたら…』(音楽之友社)は、都心の大手書店さんでは今月24,25日ごろ以降店頭に並…

「オレだって女」

昨日31日(月)は、「“江原”グレースとエミ “美輪” エレオノーラの泉」へ(下北沢440)。細心にして大胆。センスとパワーという相反する資質を兼ね備えた希有な女性ドラマー、グレースさんは占い師でもあるそうで、客席のお客さんの悩みを聞き、占い(星占い、…