2007-01-01から1年間の記事一覧

燃え盛る尻を横目にまた町へ

K市でタクシーに乗り、昨日の郵便局強盗の話で盛り上がる。「(盗ったのが)90万程度じゃなぁ。3日くらい逃走したら遣い果たしちゃいますよ」だそうで。運転手さんの、まるで現金強盗やったことあるみたいなディテールの充実した物言いに聞き入ってしま…

火のついたお尻諦め町へ出る

K市のとある郵便局に行く予定をドタキャン。ちょうどその時刻にその郵便局に強盗が入ったと知らせを受ける。夜は巻上公一さん総指揮による「マキガミックテアトリック 超歌唱オペラ」の再演を見に麻布Die Pratzeへ。ドイツの詩人シュビッターズの音響詩「Ur…

火のついたお尻隠して町へ出る

20日(土)は東京かわら版400号記念落語会へ(よみうりホール)。念願の三遊亭きつつきさんが聞けて嬉しい。その嬉しさの中身はといえば、ぜひまた聞きたくなった噺家さんが増えて嬉しいという意味です。常日頃、ほとんど増えないので。好きなのに通算20回…

火のついたお尻なだめて町へ出る

劇場から出てきたばかりのひとたちの脳ミソに、端から電極を突っ込むという調査を世界中で断行するとしよう。脳を刺激する範囲の広さでトップを争うのは、シェークスピアと里吉しげみ氏の芝居ではないだろうか。(先週金曜19日夜、劇団未来劇場第89回公演『…

忙中に閑、まるで見当たらず

えー、もろもろお尻に火がついております。それも両の尻っぺたに別の火がつき、片側は肩胛骨のあたりまで早くも燃え広がらんばかりの勢い。で、ところがこういうときにかぎって、一昨年の秋から去年の春まで半年間、日本テレビで朝、オンエアしていた「なる…

クラシカル三昧週間

11日(木)はイギリス在住のバイオリニスト、相曽賢一朗さんのリサイタルへ(東京文化会館小ホール)。端正な中にも驚きと楽しさのちりばめられたリサイタル。失礼な言い方かもしれないが、優秀なセダンが、走り出したら水陸両用車と判明し、最後は仕込みの…

表現の射程距離

私が尊敬するのは、考え方や感じ方のまったくちがう真っ赤っかの他人、鉄壁の他人と数多く出会い、渡り合い、切り結んできた、経験豊富なひとである。昨日9日(火)は「栄助・天どん二人会」(下北沢「劇」小劇場)へ。上とはちょっと違った意味で、赤の他…

What kind of fool are you?

本日のBGM:グレン・グールド『ハイドン 後期6大ピアノ・ソナタ集』(朝のおめざ。)鬼怒無月率いるボンデージ・フルーツ『SKIN』(夕方の草取りをしながら聴く。SKINというくらいで、庭の皮を一枚剥くくらい、この音楽のおかげで精が出る。)クリーム『…

キング中田@旅途中のドバイ

テレビで中田英寿生インタビューを見る。「弱点は?」と聞かれ、「野菜が食べられないことですかね」と答えた中田。なんかもっと人間として弱点らしい要素をガツンとさらしたらどうか。それがまだ無理なら、もっと気の利いたこと――たとえば、せっかく滝川ク…

そして古くてもそれなりに

2、3年前に神奈川某所のミニライブで一緒に演奏した友人たちがひさびさにライブに出るというので、厚木へ。かつてリズム隊仲間だったバンドOLが、つき合いはじめてまだ3週間の彼氏を紹介してくれるという。うひょー、まだ3週間! 彼氏と傘は、新しいと…

ボンボン・ショーツでまだ引っぱる

じつは新たな重大発見あり。このボンボン・ショーツ、絹なので、スカートの静電気を防止するのに役に立ちそうなのです。 いやはやふざけた不埒なパンツだなんてとんでもない。sine qua non (絶対に必要なもの)とはそういうことだったのかも……。本日のBG…

ボンボン・ショーツ、ボン可愛い!

ボンボン・ショーツが届きました。すごーく可愛い! ボン可愛い!でも思ったよりはるかにケッタイです。一抹の当惑(笑)。着こなせるかしら、と少々心配に。(*_*)ショップの送り状の添え書きも、「(このメーカーの)遊び心の追求は、日本のランジェリーで…

驚きと感動のボンボン・ショーツ

仕事の合間の休憩に、とあるインポート・ランジェリーのネットショップをよく訪れるのだが、そこでえらく楽しいものを見つけた。ショーツのウエストラインから、ごくごく粗いすだれ状にぐるりとストリングが垂れていて、その先にカラフルなボンボンがついて…

デシリットル、なんでやねーん!

夕べ、二児をもつ友人Sと楽しい長電話。以下はSの主張。「小学校の算数で頻出するデシリットルという単位、あんなん実社会でだれも使(つこ)てない。せやのになんであんなにデシリットルデシリットル教えたがるねん。リットルはええ。リットルは知っとく…

残暑の「青菜」

26日。K市内でタクシーに乗っていて運転手さんからちょっと興味深い話を仕入れる。いっとき業績のよかったQというタクシー会社のドライバーはおしゃべりが楽しいひとが多く、それが営業に直結していたとか。「あの会社は勤続年数が長いひとが多かったんで…

Please visit, if you like.

『ダメじゃん、蟹江クン!』をブログで本格的に取り上げてくれた読者がいます(URLは下記)。えー、すごいですね、書き手はアドラー心理学の本なども読んでいる知的なOLさんです。ご用とお急ぎのない向きはどうぞ遊びに行ってみてくださいまし。「負け…

モリリン・マンソン、略してモリマン

厚木にThunder Snakeというライブハウスがあるのですが、そこのスケジュールをチェックしていて、「モリリン・マンソン」というバンド名に感心。気が利いてますわー。だって略したらモリマンですよ。え、山崎邦正の仇敵のモリマンさんの芸名? いやたしかに…

フェチはフェチでも

笑福亭福笑師匠の第18回東京独演会(下北沢 「劇」小劇場)へ。いやー、わろたわろた、笑いましたがな。今日のネタは二席とも(「江戸荒物」、新作「絶体絶命」)まさにそうでしたが、この師匠は元来、言葉フェチの気がおありですね。「絶体絶命」は、ウ◯チ…

母はインリン、父は小金冶

夕べ、とある寄り合いで椎名林檎に顔が似てると言われたが、これまでに似てると言われてきたのが小沢健二、豊川誕、石橋蓮司、服部年宏、中原中也、エイ(魚の)の腹などであることを鑑みるなら、これは小躍りして喜ぶべきだろう。12年くらい前だったか、国…

ロレンス・スターンとギャル曽根

英国はぐらかし文体文学の源とされる18世紀の長編小説『トリストラム・シャンディ』(ロレンス・スターン、朱牟田夏雄訳、岩波文庫)を読みはじめた。冒頭、時の政治家に宛てられた献呈の辞に、おおっ?!と身を乗り出したので、ここに写します。「……私は、…

異業種クリソツ

「シャラポワ寄席」(しもきた空間リバティ@下北沢)へ。 春風亭栄助と「麗子像」(by岸田劉生)。三味線弾き語りの上野茂都と北尾トロ。

らくだ工務店に裏を返す

なんでぇなんでぇ、毎日暑いじゃねえか!!(『タイガー&ドラゴン』のときの長瀬の口調で。)連休は基本的に仕事をして過ごす。15日(土)はらくだ工務店の『戦争にはいきたくない』へ再び。新たな発見多数。終演後、紅毛碧眼の女性二人連れが客席をあと…

とても女らしい小説――神田茜『フェロモン』

ともに浮き世の憂さをはらす仲間のひとりとでも呼ばせてもらってさしつかえないだろうか、講釈師の神田茜さんが小説デビュー作『フェロモン』(ポプラ社)を先月上梓した。自分なりに人生を謳歌する道をさぐる女性たちが主人公の、どこかなつかしい匂いのす…

サ○エリと、らくだ工務店『戦争にはいきたくない』

サトエリがいろんな意味で世に名を馳せはじめたころ以来、この名前にすごーくよく似ているひとの存在がずっと頭のどこかにひっかかっていたのだが、ついに本日、ようやくだれだか判明した!モーツァルトのライバル、サリエリである! (~o~) この二者がたがい…

談春さんの男性ホルモン

落語専門誌「東京かわら版」10月号のコラムに、当初は立川談春さんのことを書こうと思ったのだが、ゆえあって断念。別の機会に譲ることに。柳家小さんのDNAを受け継ぐには、一定量の男性ホルモンが必要なのではないか。そして談春さんにはその適性がある…

キムタクと最近の妻夫木の皮下成分

映画『ジョゼと虎と魚たち』を見て以来、妻夫木聡というひとはものすごい俳優だと思っているのだが、最近、CM等で目にするかぎり、このひとは、ほんのすこうし老けたのだか、太ったのだか、「美青年」から「大人の男のひと」へと移行する最中のように思え…

年増美人の水死体

希望と不安は、どちらも現実とは別物であるという点で、意外とたがいによく似ている。それが証拠に、希望と現実をごっちゃにするひとは、よく不安になる。――ってなこたあ、すでにだれかがもうちょっと巧い言葉で言ってそうですけど、まぁいいや……。写真は今…

海も割れれば雨もやむ

一日遅れの記録です。雨というよりはもはや地上で目にし得る水のかたまりの最大量というか、ナイアガラ状態というか、そんな大雨が嘘のようにいっとき止んだ昨日5日午後6時過ぎ、これは神のお告げとばかり家を出て西荻のへ。「彼岸の此岸」(吉野弘志 bass…

酔ってなくて「マサコ」(笑)

さきほど、憎からぬ御仁、Aさんから電話を頂戴しました。ところがAさん、私めのことを、間違えて「マサコ」と呼ぶじゃあありませんか。それも、わずか数分のあいだに2度も。ハハハー。ハハハやない(笑)!だってねー、しかも、「酔ってない」だって(笑…

シーズン初の「火の用心」の夜回り

涼しくなりました。今晩なぞここTM丘陵ではウールのカーディガンを羽織るほど涼しいのですが、ついさきほど表を今シーズン初の火の用心の夜回りが通りました。はや!いやたしかに火事の用心をするのに季節は関係ないわけですが、「カチ・カチ・カチカチ、…